前回の記事では、筆者の自宅の出口の通りが、大雨が降ると、
数年前から洪水状態になってしまう事を書きました。
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その後、進展がありましたので、ご報告がてら、
土嚢を実際に作ってみましたので、
防災グッズの正しい作り方と、
使い方についてお知らせしようと思います。
ゲリラ豪雨対策、水害対策グッズ
土嚢(どのう)は、よく、水害の時に、テレビなどで
消防の方とかが、手際よく積んで行っているのを見ますよね!
ですが、私たち、一般市民は、いったいどうやって防災グッズとして
備えればいいのだろう?
という疑問が生まれたのをきっかけに・・・
もうひとつは、前回も書きましたが、
切実に、自宅から車で表の通りに出る事が出来ない程の、
自宅前の道の水没です。
少しでもいいので、自宅に土嚢を備えておきたい。
備えあれば憂いなしということわざも有りますので、
その、憂いを晴らすべく、いろいろ奔走しました!笑。
まず、前回の記事の後日談と申しますか・・・
あの後、どうしてもモヤモヤしてしまいまして・・・
で、思い至ったのが、筆者は”土嚢を作りたい”という事を
前面に出していたのがダメだったのでは?
と思ったので、今度は、市役所の市民課に電話を掛けました。
(前回は、災害対策課)
そして市民課で聞いたことは、「市のほうでは、水害や台風などの防災対策で、土嚢は貸し出しはしてくれないのか?もしも、市民が水害に見舞われたらどんなことをしてもらえるのか?」
を、問い合わせ、それに加えて、災害対策課に電話した時のことを詳しくお話ししました。
電話に出た女性の方は、曖昧な事を応えるのではなく、きちんとした対応だったと思うのですが、折り返し市から電話を頂き、
出た答えは・・・
「実際に災害に見舞われているわけではないので、市の方からは土嚢は貸し出しはしていません。作るのなら個人でどうぞ!」
という事で、実際に災害になって・・・もしくは、警報が出てから慌てて作って配る方針らしいです。
そこの部分は、電話に出た女性の方も「何ででしょう?」と、おっしゃっていましたが・・・
市で決められているなら仕方がありません。
もっとも、土嚢の袋を見てみても、日光などで劣化してしまうと、
直ぐに袋が破けてしまい、あまり何年も作って置いておくことは不可能な感じがしました。
でもですよ!!
ここからが進展なのですが・・・
その後土木科の課長さんと電話が変わって、「市の方で要らなくなった海の砂とか、砕石を4か所ほど積んでおく場所があり、そこの土や砂なら自由にもっていっていいですよ!」と!!!
筆者はその言葉を聞いて、凄く今日1日の疲労が回復していくのを感じました。
もう夕方でしたが、場所を聞いて、さっそく取りに行き、少しだけですが作ってきました!!♪
電話で建設課の課長さんから許可は貰っていましたので、現場に行って何か言われても堂々としていられることは、
凄く心強かったです。(実際は夕方でしたので誰もいませんでしたが・・・)
土嚢(どのう)作り
どのうの袋は、25キロの土砂が入る大きさの袋です。
だがしかし、目いっぱい詰めて入れてしまうと、とても重くて、
ましてや、雨の水を吸い込んだ砂はもっと重量が出ますので、15キロ~20キロ
の間くらいで砂を入れました。
それでも、女の身の筆者には重かったですが・・・
今回は、下見がてら、ナビで場所確認の目的でしたので、3袋のみ袋に詰めて乗用車で持ち帰ってきましたが、
写真でも解るように、海の砂が、山のようにありますので、
今度行くときは、場所もわかりましたので、トラックで行こうと思っています。笑。
土嚢は袋の口の縛り方もあります。
袋の口のひもをギュッと締めて、その紐を、下に引き、2週きつく巻きます。
そして3週目は持っている方の親指を挟んでその親指の隙間からひもを通してギュッと下に引きます。
そして、袋の口とひもの巻ついている部分との間のぴんと張ったひもの間に先端のひもを通して通しきる前に弛んだ部分にひもの先端を通して下に引きます。
これで完成です。
文章でわかりづらければ、ユーチューブなどで動画も有りますので見てみてください。笑。
土嚢(どのう)の並べ方
筆者は自分が理想だなと思いましたので、調べてみて一番良いと思う方法で、玄関や、窓のシャッターなどの前に並べてみました。
土嚢の下に、ビニールシートを敷いたのは、より完璧に水の侵入が防げるからです。
見本が3つの土嚢しかないので、ブロックを重しにしてみましたが、土嚢は2段か3段積んでから、ビニールシートをかぶせて、重しを置くと、完璧な防水対策ですよね。
ここで、土嚢の置き方のポイントですが、なるべく隙間を無くすことと、平らにすることです。
面積を縦に長くではなく、横に平たく積むことで、土嚢が崩れるのを防ぎます。
嵐の前にはぜひとも自宅の前にこうして並べようと思います。
通気口の前にも並べますので、圧倒的に数が足らないので、もう一度現場に行き、砂を頂いてまいります!笑。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
前回は途方に暮れ気味だった土嚢づくり(防災対策)ですが、
今回は、買う予定だった海の砂も頂けることになり、一度いただければ、中身はそれで袋だけ取り換えれば、
数年は使える防災グッズになりますよね。
筆者が住んでいる市の方の防災意識には、少しだけ疑問点も残りましたが、
今回は、一市民として、行政の在り方を考えるいいきっかけとなりました。
本当ならば、道にあれだけの水があふれる状況をどうにかして欲しいですが、
筆者のように一市民が出来る最低限の防災として備える事が出来ましたので、
今回は良しとしようと思います。
備えあれば憂いなし・・・この言葉を胸に、今後も防災意識を高めて行こうと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。